『少年が涙を零すとき』

 

“サミシイ”なんて言葉は きらい
それはあなたがここにいないという事実を確かなものにしてしまうから
どれだけ傷ついてもあなたを待ってる僕に気づいて欲しいのにな

ねぇ 今日は帰ってきてくれますか?
そばに いてくれますか?

“サミシイ”なんて言葉は、きらい
そんなこと言っても
あなたは僕の遠くにいるの                           

 

fin
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移転前は挿絵としてイラスト載せてたんですが…2年以内の絵なのにひどくて見れなくて…(泣)
ええと、たくさん傷をこさえた黒髪の天使少年が、首からロック(錠)のネックレスさげてて。テディベア持ってて。花が舞ってて。
サイズの大きいYシャツ一枚の格好で立ってます(え?
これを詩と合わせて見てもらいたかったんですが…うん、ひどい。近いうちに描き直してアップしたい。
どこか閉ざしがちな心だから、「あなた」には鍵を渡したのに。どうしてあけてくれないの、という感じ。少年を包むように内を向いた翼は、やっぱり控えめな少年の気持ちを守ろうとしているようで。
手にしたテディベアは、捨てきれない子供らしさ。太ももや頬に負った傷は今まで傷ついてきた跡。
花は少年のはかなさを表したかったんです。

 

(2011/2/15 加筆修正)
沙久