『そうしてあの子は死んでいった』
凍えそうな夜
そっとこぼした吐息が白い
空気に溶け出すその瞬間に
あなたのこと 思い出してみたりして
まるで聖夜の少女のように
嘘みたいな純白の冷たさ
私もあの子の気持ちになって
足をおろせば 生きてる心地
小さな暖かさを探し
辺り見渡すけれど だめね
私にはマッチ一本ない
横たわってみれば
夜空は意外に明るくて
見つけた 私だけの光
あなたがいる空に ヒカリ
これで私も
あの子のように
fin
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えーへーへー←
暗いの久々かな…?
ええと、確かコレ、『マッチ売りの少女』の主人公を指して「あの子」としています。
即興で考えたんだったかな。
(2011/4/17 加筆修正)
沙久