『My Name Is.』

 

呼んで 呼んで僕の名前
君が呼ぶだけで特別になるその名を
呼んで 呼んで君の声で
ただひとり僕の鼓動を動かすのは君

 

ガラス玉のはじけた夜 僕は生まれた
左手には誰かを傷つけるナイフと
右手にはちっぽけな愛をもって
笑う月が昇る昼に君と出会った
なにも映しはしないココロに迷い込んだ奇跡
その一瞬が光る

白く 滲む僕の世界
色を足すのなら君だけの色がいいよ
白く 霞む視界の中
ただひとり僕にユメを与えてくれた君

 

君と出会って僕は片方の手を離した
君の利き手が右手なら
僕は左側でフォークを握る
君と出会って僕は片方の手を握り締めた
ハジメテ知った「何かが胸を満たす奇跡」
その一瞬を超える

呼んで 呼んで僕の名前
君が呼ぶだけで特別になるその名を
呼んで 呼んで君の声で
ただひとり僕の鼓動を動かすのは君

 

その声 その体温が
チクタクと刻む音で
ありふれた「僕」という存在を
揺らしてるんだ
生かしてるんだ
呼んでいるんだ

 

いつか 君に伝えたい
へたくそな唄でメロディでこの想いを…

 

飛んで 叫んで走り出して
いつか君のもとへ辿り着くその日まで
呼んで くれる音が僕を
あたたかくやさしい輝(ひかり)で包んでくれる

 

呼んで 呼んで僕の名前
君が呼ぶことで特別になった名前
呼んで 呼んで君の声が
ほこりまみれだった僕の時間を取り戻す

 

僕の 名前は ――……
「   」

 

fin
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風呂場で思いついた詩。
ってかサビのとこだけ節付いてるっていうね!(え
時々口ずさんだりしてるっす…他んとこは文字が多くて歌にしにくかった←
最後のかぎかっこにはきっと名前が入ってるんだと思う。

 

(2011/2/15 加筆修正)
沙久